アップコンバートテスト
まりんとメランはサンライズ初のフルデジタル作品という事はご存じでしょうか。
15年前と現在ではデジタルの製作環境も視聴環境も大きく異なります。
今回、Blu-ray化するにあたり最も注意をしないといけないの解像度となります。
セル画作品ならHD化する際に選択肢がいくつか考えられます。
でもデジタル作品はアップコンしかりません。
アップコンしてどのレベルまで画質を引き上げられるのか?
実はアップコンのプログラムも色々あります。
作品とプログラムの組み合わせによっても見え方は様々です。
この辺りはまた改めて話題にするかも。
今回はまりんとメランの作風と上手に合ったのか、とても良い感じで見やすい映像になっています。
実はこの作業はかなり前から行っています。
テストには時間がかかりますし、ある程度見通しがつかないと監督にもご報告できませんしね。
監督にはDVDとテストBD-Rで確認をお願いしました。
「DVD全然キレイじゃんと思ったけど、BDはもっとキレイだった。」と言っていただけたのでBDスタッフもやりがいがあります。
(sunriserights)
BD-BOX化が実現するまでの道のり8
”あなたの力でBD化プロジェクト"で投票数が多かった事は順位からも分かるとおり。
しかし、最も頼りになったのがファンからの投票コメントです。
投票するだけなら1クリックで済みます。
一般的にコメント付きとなると投票数が減るものですが、
この作品ではとてもたくさんの投票コメントをいただきました。
どれだけ作品を愛してくださっているか。
本気でBlu-ray化を望んでいる事がその内容から伝わってきます。
第4回めの皆さんの投票コメントを印刷したところ、この厚みですよ。
正直、全部読むのは大変でした(笑) 。
中にはライブ配信で作品を知ってファンになってくれたという声もたくさんあり、担当もより実現させる為に知恵を絞らねばと思うのでした。
(sunrserights)
BD-BOX化が実現するまでの道のり7
ビデオパッケージ担当はいろんな作品を掛け持っています。
『まりんとメラン』だけの仕事をしているわけにもいきません。
ですから隙をみては打ち合わせをお願いするのですが、一向に進展しないのがよくある話。
ライブ配信もやったしバンダイチャンネルでも配信スタート。
ダメか・・・。ダメなのか・・・。
これはも、もう一度ABIさんに協力を求めるしかない!
レッツゴー”あなたの力でBD化プロジェクト"。
メーカー担当引き連れてABIさんに過去の前例を改めて説明していただき説得を試みる。
そうしましたら、今度の担当は興味を持ってくれた好感触だったり。
ABIさんとの三者打ち合わせも良い感じで終わり好転な兆し。
いけるか?いけるのかー?勝ったのかー?
そんな事もありました。
2014.10.10
『まりんとメラン』バンダイチャンネルの見放題プランへ投入!
なんという事でしょう〜。
配信担当の粋なはからにで見放題会員に登場!
これでまた友達に作品を進めやすくなったのですからね。
もうやる事はアレしかないんじゃないか?
どうするんだバンダイビジュアル。
こちらもカードが無くなってきたー。
諦めるしかないのか・・・。
ぐぬぬ・・・。
(sunrserights)
BD-BOX化が実現するまでの道のり6
"みんなでストリーミング"でライブ配信を行った時期、
偶然にも”あなたの力でBD化プロジェクト”の第4回BD化投票が開催中でした。
これも後ろ盾になってくれる!そう思いながら運営をしてるABIさんに結果発表の詳細も聞きにいきました。
そこで教えてもらえたのは投票数で1位は取れずともファンの熱いメッセージが最も多かったことが『まりんとメラン』だったということです。このお話を聞いた時は本当に嬉しかったです。
強い武器を手にいれた皆さんのメッセージを持って各所にまわってプレゼン島くるのでした。
しかし世間は厳しい。やはり企画はなかなか通らなかったんですね〜。
ちなみに、この時担当はボンバーマンジェッターズを応援していたのは内緒です。
こちらの方が応援してないと実現しないような気がしたのです。
いや、ほら。
まりんとメランは自分の力でどうにかなるって自身があったから。
2013.08.23
祝!バンダイチャンネルのラインナップへ投入。
これで有料ではありつつもファンは作品を友達に薦めやすくなりました。
配信の担当へ懇願しましてラインナップへ加えてもらえたのです。
ファンにとっていつでも見られる環境が整えられるというのは嬉しいですよね。
小さな事も積み重ねです。
(sunriserights)
BOXデザイン打ち合わせ。
今回のBD-BOX化はファンが待ちに待った待望の企画。
タイミングがちょうど勇者王ガオガイガーBD-BOXの発売と重なるため、
キャラクターデザインの木村さん、アクションマスターの山根さんとお会いすることが多いことを利用してその都度『まりんとメラン』にもご相談をしております。
BD-BOXのデザインを発注する時に気付いていることは自己満足のBOXにしないようにすることです。
オリジナルスタッフの思い入れがファンに届くことを重要視しています。
これは担当がそういうBOXが欲しいからなので、そういう意味では自己満足なのですが(笑)。
先日もお二人と相談しまして長時間にわたるアイディア出しを行いました。
きっと担当の発言はうっとおしかったと思います。
ですが何せ虹色の宝物にするためにはなりふり構っていられません。
もちろん、米たに監督からのアドバイスもいただいて頭をフル回転。
コンセプトを2度3度変更して方向性をようやく見出しました。
それにしてもDVDジャケットはいいですね〜。
前のパッケージが良いできなほどBlu-ray担当のプレッシャーってすごいんですよ。
ああ・・・同じ時期に同じスタッフ作品ってとんでもカロリーだ。
しかし勇気で乗り切るしかない!
そんな日々を送っております。
(sunriserights)